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【郡山の矯正歯科】矯正治療って痛い?痛みを感じるタイミングについて
こんにちは。
郡山市西ノ内の矯正歯科【RYU矯正歯科クリニック郡山プレミア】です。
整った歯並びは見た目をよくするだけでなく、歯磨きがしやすくなるため、むし歯・歯周病・口臭の予防効果が期待できます。
お口への健康意識が高まる中で、矯正治療を検討される方も増えています。
令和4年(2022年)の歯科疾患実態調査によると、7.7%の方が矯正治療を受けていることがわかっていて、今後も増えていくでしょう。
参考:厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査 結果の概要」p33より >
矯正治療を検討中の方の中には、痛みがあるかないかを気にされている方がいらっしゃいます。
痛みの感じ方には個人差があり、すべての方が痛みを感じるわけではありません。
また、痛みを感じやすい方も、ずっと痛みが続くわけではなく、痛みが出やすいタイミングがあるのです。
痛みが出る原因やタイミングを事前に知っておくことで、痛みへの対処ができる可能性があります。
ここでは、矯正治療で痛みが出やすいタイミングについてお話しします。
矯正治療で痛みを感じるのはどんなとき?
矯正治療中は、次のような原因で痛みを感じることがあります。
矯正装置が当たる痛み
ワイヤーを使った矯正治療では、歯の表面にブラケットやワイヤーを取り付けます。
歯の表側に装置を取り付けたときは頬や唇の内側の粘膜に、裏側につけたときは舌に当たることで痛みが生じます。
装置が当たることで口内炎ができてしまうと、数日間は痛みが続きますが、痛みは徐々におさまり1週間ほどで自然治癒するケースがほとんどです。
マウスピース型矯正装置を使った矯正治療の場合は、粘膜や舌に装置が当たって痛みが出たり傷がついたりすることは少ないとされていますが、マウスピース型矯正装置のフチが歯ぐきや舌に当たって痛みを感じることがあります。
歯が動く際の痛み
矯正治療では、矯正装置を通して力を加え、歯を少しずつ動かします。
歯と骨の間には繊維や血管・さまざまな細胞が存在する「歯根膜」が存在しています。
骨に力がかかることで歯根膜が圧迫されて、痛みを感じる物質が生じるのです。
この痛みは治療中ずっと続くわけではありません。
装置を装着してすぐは歯が動きやすいため、装着後数時間経つと違和感や痛みが発生し、痛みは数日続きます。
しばらくすると歯の動きが停滞するようになるため、痛みはおさまります。
ワイヤー矯正を行っている間は、定期的にワイヤーを締めなおす必要がありますが、締めなおした直後は再び痛みを感じることがありますが、少しずつ痛みに慣れる方がほとんどです。
マウスピース型矯正装置を使用する矯正治療では、弱い力を歯全体にかけることで、ワイヤー矯正治療とくらべて痛みが少ないとされています。
けれども、マウスピース型矯正装置を使った治療でも、次の段階のマウスピース型矯正装置に交換した直後は締め付けられるような圧迫感が数日続くことがあります。
食べものを噛んだときの痛み
歯が動いている間は歯根膜が敏感な状態です。
そのため、硬い食べものを噛むと、歯根膜に負荷がかかって痛みを感じることがあります。
ワイヤーを調整した後やマウスピース型矯正装置を新しくした後に、痛みが出やすいので、その時期にはやわらかいものを選んで食べるようにすることで、痛みが軽減されます。
矯正治療中の痛みはガマンせずにご相談ください
痛みが続く場合は、むし歯になっている可能性もありますので、自己判断せずに早めに受診していただくことをおすすめします。
当院では、治療中も快適にお過ごしいただけるように、お一人お一人に合わせたサポートを行っていますので、矯正治療中に痛みを感じたときは、できるだけ早くご相談ください。
※マウスピース型矯正装置は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※矯正歯科治療は、公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。