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リンガルブラケット矯正法(舌側矯正)で滑舌が悪くなる?仕事・接客への影響と慣れるコツをわかりやすく解説
リンガルブラケット矯正法(舌側矯正)で滑舌が気になりやすい理由
リンガルブラケット矯正法(舌側矯正)を検討している方の多くが、「装置をつけると話しにくくならないか」と心配されます。
実際に、歯の裏側へ矯正装置を装着すると、舌が触れやすい位置に装置があるため、発音が変わったように感じることがあります。
特に日本語では、サ行・タ行・ラ行など、舌先を歯の裏側付近に当てて作る音が発音しづらくなる傾向があります。装置があることで舌の当たり方がいつもと変わり、音がこもるように聞こえたり、唾液が増えて話しにくいと感じたりする場合もあります。
ただし、こうした変化は装置に慣れるまでの一時的なものとして見られることが多いです。多くの方は装着後1~2週間ほどで違和感が軽くなり、概ね1カ月前後で日常会話が落ち着いていきます。慣れ方には個人差がありますが、練習や工夫で早めに対応しやすくなります。
発音しにくくなりやすい音の傾向
リンガルブラケット矯正法(舌側矯正)では、特定の音が言いにくくなることがあります。
日本語では、舌先を歯の裏側や歯ぐき付近に近づけて発音するサ行・タ行・ラ行・ザ行・ダ行・ナ行などが影響を受けやすいとされています。
これは、装置により舌の動きや収まりが少し変わり、舌の位置が定まりにくくなるためです。英語を使う機会が多い方の場合、舌先の位置が繊細な「th」などで違和感が出ることもあります。
一方で、唇の動きが中心になるマ行・バ行・パ行は比較的影響が小さいことが多いです。ただし装置の厚みや口の中の感覚によっては、話し出しのタイミングで言いづらさを感じることもあります。
あらかじめ「どの音が気になりやすいか」を把握しておくと、装着後の練習が進めやすくなります。
装置に慣れるまでの目安と個人差
舌側矯正装置に慣れるまでの目安は、装着後1~2週間で違和感がやわらぎ始め、1カ月程度で会話が落ち着いてくるケースが多いです。
ただし、数日で慣れる方もいれば、数週間~1カ月以上かかる方もおり、感じ方はさまざまです。
慣れ方に影響しやすい要素として、次のような点が挙げられます。
舌の動かしやすさ・・・もともと舌の動きがスムーズな方は適応が早い傾向があります。
話す機会の多さ・・・会話や電話が多い方は、日常の中で慣れが進みやすいです。
装置の設計・・・患者様ごとに製作した装置は、違和感が軽減される場合があります。
舌の癖の有無・・・舌の当たり癖があると、初期に違和感が強く出ることがあります。
また、調整後に一時的に話しづらさが戻ったように感じる場合もありますが、数日で落ち着くことが多いです。無理に急がず、段階的に慣れていくことが大切です。
仕事・接客への影響を抑えるための工夫
営業職や接客業、電話対応が多い職種など、声を使うお仕事では滑舌の変化が気になります。
リンガルブラケット矯正法(舌側矯正)は見た目の変化が目立ちにくい一方、装着直後は発音の違和感が出やすいため、仕事への影響を心配される方もいらっしゃいます。
実際、装着直後の1~2週間は、電話で聞き返される・長く話すと疲れると感じることがあるかもしれません。ただ、多くの場合は時間の経過とともに落ち着いていきます。影響を小さくするために、次の対策が役立ちます。
話すスピードを少し落とす
慣れるまでは早口を避け、語尾まで丁寧に話す意識を持つと伝わりやすくなります。電話では特に、いつもよりゆっくり話すだけでも聞き取りやすさが上がります。
発音練習を短時間でも継続する
サ行・タ行・ラ行を意識した短文の音読を、毎日数分だけでも続けると慣れが早まります。
会話前のウォームアップ
プレゼンや商談の前に、母音(あ・い・う・え・お)をゆっくり発声して口周りを動かすと、話し始めがスムーズになります。
治療方法の選択を相談する
影響が不安な場合は、上顎のみリンガルブラケット矯正法(舌側矯正)にする方法や、透明なマウスピース型矯正装置なども含めて相談すると、生活に合わせた計画が立てやすくなります。
周囲へ一言伝えておく
必要に応じて「矯正を始めたので話しづらい時があるかもしれません」と先に共有しておくと、心理的な負担が軽くなることがあります。
滑舌を整えるためのトレーニング方法
慣れを早めるには、舌や口周りを動かす練習が役立つことがあります。1日5~10分ほどを目安に、無理のない範囲で続けてみてください。
舌ストレッチ
舌を前後左右に大きく動かしたり、上あごに吸い付けて離す動きを繰り返したりして、舌の可動域を意識します。
あいうべ体操
「あ・い・う・べ」を大きく口を動かして発声します。各音を2秒ほど保ち、10回程度を目安に行うと続けやすいです。
サ・タ・ラ行の発音練習
「さしすせそ」「たちつてと」「らりるれろ」をゆっくり大きめに発音します。鏡で舌先や口の形を確認すると、コツをつかみやすくなります。
音読と録音
ニュースや好きな文章を音読し、録音して聞き返すと、聞こえ方の変化を客観的に確認できます。
水分補給と口腔内の乾燥対策
口の中が乾くと話しづらさが増すことがあるため、こまめな水分補給も意識してみましょう。
リンガルブラケット矯正法(舌側矯正)のメリットと注意点
リンガルブラケット矯正法(舌側矯正)は、滑舌が気になる時期がある一方で、見た目の変化が目立ちにくい点が大きな特徴です。人前に出る機会が多い方や、装置の見た目を避けたい方に選ばれることがあります。
一方で、始める前に知っておきたい注意点もあります。
口内炎や擦れが起こることがある
装着直後は舌が当たりやすく、口内炎ができる場合があります。保護材の使用などで軽減できることがあります。
セルフケアに工夫が必要
歯の裏側に装置があるため、磨き残しが出ないように鏡や補助清掃用具を使い、丁寧なケアが大切です。
費用は治療内容により変わる
装置の種類や治療方針、難易度によって費用は異なります。カウンセリング時に総額の考え方や追加費用の有無も含めて確認しましょう。
対応できる医院が限られる場合がある
舌側矯正は設計や調整に専門性が求められるため、対応範囲や体制は医院ごとに異なります。診断・説明の内容も含めてご確認ください。
※矯正歯科治療は公的健康保険の適用外の自費診療(自由診療)となります。治療中の痛み・むし歯・歯周病リスク・歯根吸収・歯肉退縮・後戻り・顎関節症状等のリスクがあります。
RYU矯正歯科クリニック郡山のリンガルブラケット矯正法(舌側矯正)
RYU矯正歯科クリニック郡山では、リンガルブラケット矯正法(舌側矯正)を含む矯正治療について、検査と治療計画の説明を重視しています。
口腔内スキャンなどを用いてお口の状態を確認し、治療の流れ・通院間隔の目安・費用の考え方・注意点まで、分かりやすくお伝えできるように進めています。
また、舌側矯正だけでなく、透明なマウスピース型矯正装置といった選択肢も含め、ライフスタイルやご希望に合わせた治療方法を一緒に検討します。治療中に不安が出た場合も、通院時に確認しながら進められる体制を整えています。
治療後は保定装置の使用が重要になるため、保定期間や、その後の定期的なチェックについてもご案内しています。
まとめ:リンガルブラケット矯正法(舌側矯正)の滑舌の変化は“慣れ”で落ち着くことが多い
リンガルブラケット矯正法(舌側矯正)で滑舌が気になるのは、装置に慣れるまでの一時的な変化として起こることがあります。多くの方は1~2週間で違和感が和らぎ、1カ月前後で会話が落ち着いてきます。
発音練習や舌のトレーニング、会話前のウォームアップなどを取り入れると、仕事や接客への影響を抑えやすくなります。治療方法の選択肢も含めて、生活に合う計画を立てることがポイントです。
RYU矯正歯科クリニック郡山では、初診カウンセリングでお口の状態を確認し、治療方法・期間・費用の見通しを含めてご説明しています。リンガルブラケット矯正法(舌側矯正)について不安がある方も、ご相談はお問い合わせ先よりどうぞ。
監修医師
竜 立雄(りゅう たつお)先生

RYU矯正歯科クリニック郡山プレミア 院長/歯学博士
日本矯正歯科学会認定医・日本矯正歯科学会指導医
日本舌側矯正歯科学会 理事
東北矯正歯科学会 評議員
日本顎変形症学会、日本口蓋裂学会、日本成人矯正歯科学会、日本小児歯科学会、日本口腔筋機能療法(MFT)学会 など所属
経歴
奥羽大学歯学部 卒業
奥羽大学附属病院 矯正歯科にて25年間、診療・教育・研究に従事
2022年6月 「RYU矯正歯科クリニック郡山プレミア」開院
院長メッセージ
私はこれまで大学病院での診療と研究を通じて、幅広い年齢層の患者さまと向き合ってまいりました。その経験を活かし、当院ではデジタル技術や機器を活用しながら、一人ひとりの状態に合わせた治療を行っています。
お子さまの健やかな成長を支える矯正治療から、地域の皆さまに信頼いただける“かかりつけの矯正歯科治療を専門に行う歯科医院”を目指してまいります。
