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睡眠時無呼吸症候群のマウスピース洗い方|正しいケアで快適な使用感を保つコツ
睡眠時無呼吸症候群の治療補助で使う「マウスピース(スリープスプリント)」は、毎晩お口に入れる装置だからこそ、清潔に保つことが欠かせません。
自己流のまま使い続けると、汚れが残ってにおいが気になったり、お口の中が不快になったりすることもあります。
この記事では、矯正歯科治療を専門に行う歯科医院の視点から、スリープスプリントの基本的な洗い方、日々のお手入れ、保管のポイントまでをわかりやすくまとめます。
睡眠時無呼吸症候群用マウスピースとは?
睡眠時無呼吸症候群の治療補助に用いるマウスピースは、「スリープスプリント」と呼ばれる専用装置です。
就寝中に装着し、下あごをわずかに前方へ誘導することで、舌が気道方向へ沈み込みにくい状態をつくり、空気の通り道を確保しやすくします。
装着すると口が開きにくくなるため、口呼吸が気になる方では鼻呼吸を意識するきっかけになることもあります。
スポーツ用や歯ぎしり用のマウスピースとは目的が異なり、歯科医院で型取りを行い、お口に合わせて作製するのが一般的です。
なお、スリープスプリントは軽度〜中等度の睡眠時無呼吸症候群で提案されることが多く、状態によっては適さない場合もあります。CPAPが合いにくい方の補助的な選択肢として扱われることもあります。
マウスピースの日常的な洗い方
スリープスプリントを清潔に保つには、毎日の洗浄が基本です。
汚れや唾液が付着したままだと、においやぬめりの原因になりやすいため、使った後のひと手間を習慣にしましょう。
使用後すぐに洗浄する
外したら、まずは冷水〜人肌程度のぬるま湯でやさしくすすぎます。
強くこすったり熱いお湯を使ったりすると、変形の原因になることがあるため注意してください。
当院でお渡ししているマウスピースも、高温に触れると形が変わる可能性があります。
歯ブラシで優しく清掃する
毛先がやわらかい歯ブラシで、表面と内側を軽い力でなでるように洗います。
強い力で磨くと細かな傷ができ、そこに汚れが残りやすくなるため、丁寧さを優先しましょう。
洗浄剤を活用する
専用の洗浄剤を使うと、日々のブラッシングだけでは落としにくい汚れのケアに役立ちます。
使用方法は製品ごとに異なるため、表示に沿ってつけ置きを行い、最後に水でよくすすいでから装着してください。
「除菌」をうたう製品もありますが、数値の印象だけで選ばず、素材との相性や使用上の注意を確認しながら使いましょう。
しっかり乾燥させる
洗浄後は水分を拭き取り、風通しのよい場所で乾かしてからケースへ入れましょう。
濡れたまま密閉すると、においやカビの原因になりやすいので、乾燥をひと工程として考えるのがポイントです。
マウスピースの保管方法
お手入れ後の保管の仕方も、清潔さや変形予防に直結します。
「洗ったのに、次の日ににおう」と感じる場合は、保管環境が原因になっていることもあります。
専用ケースに入れる
持ち運びや保管は、専用ケースが基本です。
机の上に置きっぱなしにすると、ホコリが付着したり、うっかり踏んで破損したりするリスクがあります。ケース自体も定期的に洗い、乾かして使いましょう。
水中保管は避ける
「乾燥を防ぐために水に浸ける」保管は、状態によっては雑菌が増えやすくなることがあります。
基本は、洗って乾燥させてからケースへ入れる流れをおすすめします。
高温・直射日光を避ける
マウスピースは熱の影響を受けやすい素材が使われることがあります。
車内や窓際など温度が上がりやすい場所は避け、直射日光が当たりにくい場所で保管してください。
マウスピースを長持ちさせるコツ
マウスピースは消耗品で、使用状況や噛みしめの強さ、お手入れの方法によって寿命は変わります。
違和感が増えた、臭いが取れにくい、変色が気になるといった変化があれば、早めに歯科医院へご相談ください。
定期的な歯科医院でのチェック
定期チェックでは、変形・摩耗・適合状態を確認し、必要に応じて調整や再作製の目安をお伝えします。
「まだ使えるかどうか」を自己判断しにくい装置だからこそ、定期的に歯科医院で確認することをおすすめします。
取り扱いに注意する
落下や強い曲げは破損の原因になります。
着脱は両手でゆっくり行い、無理な力をかけないことが長持ちのコツです。
口腔内を清潔に保つ
装着前に歯磨きをして、できるだけお口の中を清潔にしておきましょう。
汚れが残った状態で装着すると、マウスピース側にも汚れが移りやすく、においやトラブルのきっかけになることがあります。
マウスピース洗浄の注意点
お手入れのつもりが、逆に装置を傷めてしまうこともあります。
以下のポイントは、毎日の習慣として押さえておきましょう。
熱湯は使用しない
熱湯は変形リスクを高めます。
洗浄は冷水〜人肌程度のぬるま湯が基本です。
研磨剤入りの歯磨き粉は避ける
研磨剤入りの歯磨き粉は、細かな傷の原因になります。
専用洗浄剤や、研磨剤が入っていない中性洗剤(使用可否は素材によります)など、装置に合った方法を選びましょう。
強くこすりすぎない
強いブラッシングは透明度の低下や傷の原因になりやすいです。
「落とす」より「いたわる」意識で、やさしく洗うのが長持ちにつながります。
RYU矯正歯科クリニック郡山での睡眠時無呼吸症候群治療
RYU矯正歯科クリニック郡山プレミアでは、睡眠時無呼吸症候群の治療補助を目的としたスリープスプリントの作製に対応しています。
睡眠中の呼吸が乱れやすい方に向けて、お口に合わせた装置を患者様ごとに製作した装置をご用意し、使用方法やお手入れも含めてご案内します。
保険適用での作製を希望される場合は、耳鼻咽喉科・医科からの紹介状(診療情報提供書)が必要です。紹介状がない場合は自由診療となるため、受診前に準備しておくとスムーズです。
初診では、口腔内写真などで状態を確認し、考えられる治療法、期間や費用の目安も含めてご説明します。必要に応じて検査・型取りへ進み、作製後は使用説明と調整、定期チェックを行います。
まとめ
睡眠時無呼吸症候群のマウスピース(スリープスプリント)は、毎日使う装置だからこそ、正しい洗い方と保管の習慣が大切です。
使用後は早めにすすぎ、やわらかい歯ブラシでやさしく洗い、必要に応じて専用洗浄剤も活用しましょう。
洗浄後はしっかり乾燥させ、専用ケースで保管し、高温や直射日光を避けることがポイントです。
定期的な歯科医院でのチェックと丁寧な取り扱いを続けることで、快適な装着感を保ちやすくなります。
RYU矯正歯科クリニック郡山プレミアでは、睡眠時無呼吸症候群の治療用マウスピース作製に対応しています。いびきや睡眠の質でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
監修医師
竜 立雄(りゅう たつお)先生

RYU矯正歯科クリニック郡山プレミア 院長/歯学博士
日本矯正歯科学会認定医・日本矯正歯科学会指導医
日本舌側矯正歯科学会 理事
東北矯正歯科学会 評議員
日本顎変形症学会、日本口蓋裂学会、日本成人矯正歯科学会、日本小児歯科学会、日本口腔筋機能療法(MFT)学会 など所属
経歴
奥羽大学歯学部 卒業
奥羽大学附属病院 矯正歯科にて25年間、診療・教育・研究に従事
2022年6月 「RYU矯正歯科クリニック郡山プレミア」開院
院長メッセージ
私はこれまで大学病院での診療と研究を通じて、幅広い年齢層の患者さまと向き合ってまいりました。その経験を活かし、当院ではデジタル技術や機器を活用しながら、一人ひとりの状態に合わせた治療を行っています。
お子さまの健やかな成長を支える矯正治療から、地域の皆さまに信頼いただける“かかりつけの矯正歯科治療を専門に行う歯科医院”を目指してまいります。
